浮気調査の費用相場はいくら?見積書のここを見れば高すぎる・安すぎるが分かる【漫画と見本つき】

浮気調査の費用は、「調査員の人数 × 調べる時間 + 経費」で決まります。時間単価を公開している社の1名の単価(1時間7,000〜7,700円・税込)から計算すると、2名で1時間1万4,000〜1万5,400円ほどです(2026年10月、各社の公式サイトで確認。経費は別の場合があります)。これより安いプランを用意している社もあり、たとえばラビット探偵社は東京本社のページで「2名・車輌1台で1時間13,200円(税込)〜」という料金事例を載せています。多くの大手は時間単価ではなく、プランや総額で見積もります。

つまり総額は、何日・何時間調べるかでほぼ決まります。費用を抑えるいちばんの近道は、安い事務所を探すことより、調べる日と時間を絞ることです。

この記事で分かること

  1. 浮気調査の費用の決まり方と、1時間あたりの目安
  2. 料金プラン3種類(時間制・パック・成功報酬)の違い
  3. 見積書で必ず見る場所(見本に赤ペンつき)と、契約前に書面で確かめること

『ゆりの一週間』「2枚の見積書」

漫画『ゆりの一週間』「2枚の見積書」
※この漫画はフィクションです。登場する人物・団体は架空のものです。
漫画の内容を文字で読む
  1. 1コマ目:夜のダイニングで2枚の紙を見比べるゆり「同じ浮気調査なのに、倍も違う…」
  2. 2コマ目:安いほうの紙を見つめるゆり「安いほうでいいかな…」
  3. 3コマ目:テーブルの上のホーさん「合計より先に、"何人で何時間"を見るホー」
  4. 4コマ目:赤ペンで丸をつけるゆり「こっちは延長料金が別なんだ」

浮気調査の費用は「人数×時間+経費」で決まる

結論:見積もりの金額は、ほとんどが「調査員の人件費」です。人数と時間が分かれば、金額の理由が見えてきます。

浮気調査の費用の式。調査員の人数×調べる時間(調査料)+経費+その他(報告書・延長料金・成功報酬など)=総額。総額は何日・何時間調べるかでほぼ決まる

浮気調査の多くは、夫が会社を出てから帰るまでのあいだなど、決まった時間に行動を見て記録する調査です。尾行に気づかれないよう、調査員2名で動くのが基本とされることが多く、車やバイクを使うこともあります。

費用は、大きく分けると次の3つでできています。

かたまり中身見積書での書かれ方の例
① 調査料(人件費)調査員の人数 × 調べる時間「調査員2名・1日○時間 × ○日」
② 経費(実費)車両費、交通費、駐車場代、宿泊費など「車両費 1日○円」「交通費は実費精算」
③ その他報告書の作成、延長料金、成功報酬など「報告書作成費」「延長30分ごとに○円」

同じ「浮気調査」でも、②や③が①に含まれているか、別に請求されるかは事務所によって違います。合計の金額だけを比べると、高いか安いかを見誤るのはこのためです。

料金の目安:主な探偵社の公式料金では

結論:時間単価を公開している社の1名の単価から計算すると、2名で1時間1万4,000〜1万5,400円ほどです。これより安いプラン(例:ラビット探偵社の東京本社の料金事例「2名・車輌1台で13,200円〜」)を用意している社もあります。6社のうち時間単価を出しているのは2社だけで、ほかはプランや総額で案内しています。経費や報告書が含まれるかも会社ごとに違うので、「何が含まれるか」も一緒に見ます。

主な探偵社6社の公式料金(五十音順・2026年10月10日確認)。1名の単価から計算すると2名で1時間1万4,000〜1万5,400円ほど。これより安いプランの例としてラビット探偵社東京本社「2名・車輌1台で13,200円〜」。プラン名は中立の言い方

料金を公式サイトで公開している主な探偵社6社の、浮気調査の料金をまとめました(五十音順)。金額と税込・税別の書き方は各社の公式ページの表記のままで、プランは中身が分かる一般的な呼び方で書いています。「2名・1時間」の欄で【計算】とあるのは、公式の1名あたりの単価を2倍したものです。

探偵社料金の出し方調査員2名・1時間経費の扱い(公式の案内)成功報酬のプラン出典(公式)
あい探偵パック料金 11万円〜(税込)+経費、経費込みの定額プラン 55万円〜(税込)記載なし(「1時間あたり2,500円(税込)」は位置情報提供調査の料金で、調査員が尾行する時間の単価ではありません)プランにより「+経費」と「経費込み」があるあり(成功報酬型のプランを案内)料金
MR探偵事務所パック料金(調査時間・日数、人件費、機材、報告書作成、諸経費を含むと案内)記載なしパックに含むと案内。遠方・海外の調査は事前に別途相談結果が出なければ費用がかからないプランの記載がある一方、同じページのQ&Aには浮気問題は成果報酬をとらない旨の記載もあるため、相談時に確かめる料金
さくら幸子探偵事務所浮気調査・不倫調査の基本料金 55,000円(税込)〜。見積もりは無料カウンセリングのあと記載なし費用込みの総額で示すと案内する一方、同じページに「調査料金、諸経費に関しては別途お見積り」とも記載料金ページに記載なし料金
原一探偵事務所お試しプラン 55,000円(税込み)、時間制 158,400円〜、定額制 250,000円〜、個別に提案するプラン。目安料金 250,000円(税込み)と案内記載なし見積もりに諸経費を含むと案内記載なし浮気調査の料金
HAL探偵社時間制プランと成功報酬型のプラン1名1時間 7,000円(税込)〜 → 2名なら 14,000円【計算】経費は別途と案内あり(成功報酬型のプランを案内)浮気調査の料金
ラビット探偵社時間制のプラン・パック料金1名1時間 7,700円(税込)〜 → 2名なら 15,400円【計算】。東京本社のページの料金事例では、2名・車輌1台で1時間 13,200円(税込)〜車輌機材費と報告書の作成費が別途かかるかを確認するよう案内あり(期間限定の成功報酬型のプランを案内)料金・東京本社

※2026年10月10日に各社の公式ページで確認。

表の見方

  • 公式に時間単価を出しているのは、6社のうちHAL探偵社(1名7,000円)とラビット探偵社(1名7,700円〜)の2社です(どちらも税込)。2名分はこの1名の単価から計算したものです。ラビット探偵社は東京本社のページで、これより安い「2名・車輌1台で1時間13,200円(税込)〜」の料金事例も載せています。
  • ほかの4社は、プランや総額で案内しています。「55,000円〜」「11万円〜」のような最低価格は、何時間・何名分かがページだけでは分からないので、時間単価とは比べられません。相談のときに「この金額で何名・何時間ですか?」と聞きましょう。
  • 経費(車両・機材・報告書)が含まれるか別かも、社によって違います。

料金は変わることがあります。実際の金額は、見積書と契約前の書面で必ず確かめてください。

計算の例

上の表で時間単価を公開している社の範囲(2名で1時間1万4,000〜1万5,400円)から、たとえば調査員2名で1時間1万4,000円の事務所に1日5時間 × 2日頼んだとすると、

【例】1万4,000円 × 5時間 × 2日 = 14万円(+車両費や交通費などが別にかかる場合はその分)

という計算になります。これは費用の考え方を示すための例で、特定の事務所の見積もりではありません。

同じ単価でも、調べる時間が半分になれば、調査料も半分になります。反対に、「とりあえず1週間、毎日」と頼めば、それだけ大きくなります。

料金プラン3種類の違い:時間制・パック・成功報酬

結論:日時が絞れているなら時間制、長めに見てもらう必要があるならパック。成功報酬は「成功」の意味を書面で確かめてから選びます。

料金プラン3種類(時間制・パック・成功報酬)のしくみ、向いている人、確かめること。成功報酬は「成功」の条件と成功しなくても払うお金を書面で確かめる
プランしくみ向いている人確かめること
時間制実際に調べた時間で計算する「毎週金曜の夜」など、日時がある程度分かっている人最低何時間からか。延長の単価と、延長するときの連絡方法
パック「○時間」「○日」をまとめて契約する日時が絞りきれず、ある程度の時間が必要な人使わなかった時間の扱い(返金されるか、次に回せるか)。有効期限。経費が含まれるか
成功報酬「成功」したときに報酬を払う「成功」の条件が自分の目的と合っている人何をもって「成功」とするか。着手金や経費は成功しなくてもかかるか

成功報酬は「成功」の意味がすべて

成功報酬と聞くと「失敗したら払わなくていいから安心」と感じるかもしれません。ただ、たとえば「夫が女性と会っている写真が撮れたら成功」という条件なら、あなたが知りたいこと(どこで、どれくらい会っているのか、など)とずれていることもあります。

成功報酬そのものが悪いわけではありませんが、「成功」の条件と、成功しなくても払うお金の2つは、必ず書面で確かめましょう。なお、2005年ごろの業界のアンケートでは成功報酬制を導入していない業者が多数でした(この記事の「参考:古いデータ」)。

『ゆりの一週間』「"成功"って、なに?」

漫画『ゆりの一週間』「"成功"って、なに?」
※この漫画はフィクションです。登場する人物・団体は架空のものです。
漫画の内容を文字で読む
  1. 1コマ目:夜、ソファでスマホを見るゆり「成功報酬なら、失敗しても安心?」
  2. 2コマ目:ソファのひじかけのホーさん「"成功"の意味を、書面で確かめるホー」
  3. 3コマ目:相談室で書面の一か所を指さす佐伯さん「成功の条件は、ここに書いてあります」
  4. 4コマ目:ノートにメモするゆり「書いてないことは、聞いて書いてもらおう」

見積書はここを見る:見本に赤ペンを入れました

結論:見積書は「合計」より先に、人数・時間・経費・延長・報告書・解約の6か所を見ます。書いていないことは、聞いて書いてもらいます。

架空の事務所の見積書の記入例に赤ペン。調査員2名・1日5時間×2日・単価14,000円で140,000円、車両費は別途見積もり、交通費・駐車場代は実費精算、延長料金30分ごと7,000円、報告書作成費は調査料に含む、キャンセル料は別途。人数・時間・経費・延長・報告書・解約の6か所を見る

見積書の形は事務所ごとに違いますが、見るべき場所はほぼ同じです。上の図は、架空の事務所の見積書の記入例です(単価は、時間単価を公開している社の範囲〈2名で1時間1万4,000円〉に合わせた例で、特定の事務所の見積もりではありません)。

赤ペンの場所見ること聞いておきたい質問
① 調査員の人数何名で調べるか。途中で人数が増えることはあるか「人数を増やすときは、先に相談してもらえますか?」
② 時間と日数1日何時間 × 何日か。何時から何時までか「この時間にした理由を教えてください」
③ 経費車両費・交通費・駐車場代などが、含まれているか別か。別なら精算のしかた「経費の上限の目安はありますか?」
④ 延長料金延長の単価と、延長するかどうかを誰が決めるか「延長する前に、私に連絡してもらえますか?」
⑤ 報告書報告書の費用、形式(写真・時刻の記録)、受け取る時期「報告書の見本を見せてもらえますか?」
⑥ 解約・キャンセル調査の前・途中でやめたときにいくらかかるか「この日に中止したら、いくらかかりますか?」

ほかに、税込か税別か、支払いの時期(前払い・後払い・分割)、見積もりの有効期限も見ておきます。

見本の読み方:上から順に、この順で見る

記入例の見積書では、こんな書き方をしています。

  • 「浮気調査(行動調査) 調査員2名 1日5時間 × 2日」→ ①② 人数と時間がはっきり書いてあるか
  • 「車両費 1日1台」「交通費・駐車場代 実費精算」→ ③ 経費が別になっているか、精算の方法は
  • 「延長料金 30分ごと」→ ④ 延長はだれが決めるのか書いていない。ここに赤ペン
  • 「報告書作成費 調査料に含む」→ ⑤ 含まれているならよし。写真の枚数や形式も聞く
  • 「キャンセル料 別途」→ ⑥ 「別途」だけでは分からない。いつ、いくらかを書いてもらう

このように、「別途」「実費」「一式」と書かれているところは、中身を聞くところです。

2社の見積もりが「倍」違うときは

金額が大きく違う見積もりを並べると、たいていは次のどれかが違います。

  • 調べる時間・日数が違う(片方は2日、片方は5日など)
  • 経費や報告書が含まれているかが違う(安いほうは別料金になっている)
  • 調査員の人数が違う(1名と2名など)

同じ条件にそろえてから比べると、本当の差が見えてきます。「A社と同じ日数・時間だと、いくらになりますか?」と聞いてみましょう。

費用を下げる正しい方法:「いつ・どこで・何を」を決める

結論:費用を下げるいちばんの方法は、調べる時間を短くすることです。そのために役立つのが、日ごろの記録と、目的をはっきりさせることです。

『ゆりの一週間』「何時から何時、誰と」

漫画『ゆりの一週間』「何時から何時、誰と」
※この漫画はフィクションです。登場する人物・団体は架空のものです。
漫画の内容を文字で読む
  1. 1コマ目:相談室で、ゆり「毎日、調べてもらわないとダメですか?」
  2. 2コマ目:ゆりのノートを見る佐伯さん「帰りが遅いのは、毎週金曜日ですね」
  3. 3コマ目:佐伯さん「日にちと時間が絞れれば、調べる時間は減らせます」
  4. 4コマ目:ほっとした顔のゆり「記録しておいてよかった」
「いつ・何を・どこで」の3つを決めると、調べる時間が減る。相見積もりは2〜3社、同じメモを見せて条件をそろえて比べる

1.「いつ」を絞る:記録ノートを見せる

帰りが遅い曜日や、休日に出かける時間が分かっていれば、その日だけを調べてもらえます。記録のつけ方は、夫の浮気かも?と思ったら最初の1週間で見本つきで説明しています。

費用を下げたいからといって、夫のスマホへの無断ログインやGPSの無断取り付けなどで自分で調べるのはやめておきましょう。法律に触れるおそれがあります。自分で集めてよい手がかりと、やってはいけない調べ方は、浮気を自分で調べたい|やっていいこと・ダメなことにまとめています。

2.「何を知りたいか」を決める:目的で調べ方が変わる

  • 本当のことを知りたいだけなのか
  • 夫婦で話し合うための材料がほしいのか
  • 弁護士に相談するための資料にしたいのか

目的によって、何回分の記録が必要か、報告書にどこまで書いてほしいかが変わります。目的があいまいなまま頼むと、「念のため」で時間が増えやすくなります。法律の手続きで使う資料にしたいときは、どんな資料が必要かを先に弁護士に聞いておくと、むだが減ります。

3.「どこで」の情報を渡す:調べる人の手間を減らす

夫の勤め先のおおよその場所、通勤の手段、車の有無、顔が分かる写真など。調べる側が最初に確かめることが減るほど、時間を有効に使えます。

相見積もりは2〜3社で

条件をそろえて2〜3社に聞くと、相場から大きく外れていないかが分かります。その際、記録ノートと目的のメモを同じように見せると、比べやすい見積もりが返ってきます。

相談から支払いまでの流れ:お金がかかるのはどこ?

結論:お金の話が決まるのは「見積もり」と「契約前の書面」の場面です。調査が始まってから、お金の条件を決め直すことはできるだけ避けます。

相談から支払いまでの流れ7ステップ。相談、見積もり、契約前の書面の説明(第8条1項)、誓約の書面(第7条)、契約・契約後の書面(第8条2項)、調査、報告。お金の話が決まるのは見積もりと契約前の書面の場面
  1. 相談:状況と目的を話す。記録ノートがあると話が早い
  2. 見積もり:人数・時間・日数・経費の見積もりをもらう。ここで比べる
  3. 契約前の書面の説明:料金の概算額・支払時期・解約のことを書面で説明してもらう(探偵業法第8条1項)
  4. 誓約の書面を出す:調査の結果を違法なことに使わない、という書面にあなたが署名する(第7条)
  5. 契約・契約後の書面を受け取る:料金の額や支払いの時期・方法が書かれた書面をもらう(第8条2項)
  6. 調査:延長が必要なときは、事前に連絡をもらう約束にしておく
  7. 報告:報告書を受け取る。経費があれば精算する

支払いのタイミング(契約時の前払い、報告のあとの精算など)は事務所によって違います。2と3の段階で、「いつ・いくら払うか」を書面で確かめてから契約に進みましょう。

相談の前に書いておきたい「相談メモ」

相談メモ(書きこみ式)。知りたいこと、怪しいと思う日時、夫の基本情報、払える上限、連絡の方法、見積書で聞きたいこと

相談のときに伝えることを、先にメモにしておくと落ち着いて話せます。

  • 知りたいこと(目的):事実を知りたい/話し合いの材料/弁護士に相談するための資料
  • 怪しいと思う日時:記録ノートから、曜日・時間帯のくり返し
  • 夫の基本情報:勤め先のおおよその場所、通勤手段、車の有無、写真
  • 払える上限:「この金額までで、できることを教えてください」と言えるように
  • 連絡の方法:自分だけが使う電話やメール、連絡してよい時間帯

「払える上限」を伝えるのは、少し勇気がいるかもしれません。でも、上限が分かれば、その範囲でどの日に絞るのがよいかを一緒に考えてもらえます。

「数万円でできますか?」が難しい理由

結論:時間単価を公開している社の料金で計算すると、数万円は調査員2名で数時間分です。日時がぴったり分かっている場合を除けば、それだけで目的を果たすのは難しいことが多いと考えておきましょう。

時間単価を公開している社の範囲で、調査員2名で1時間1万4,000円とすると、3万円は約2時間分です。夫が会社を出る時間がずれたり、移動に時間がかかったりすると、それだけで時間を使い切ってしまいます。

上の表のように、「55,000円〜」といったお試しや基本料金を案内している社もあります。その金額で何ができるかは、相談のときに確かめましょう。極端に安い金額を大きく出している広告を見たら、次の点を確かめてください。

  • その金額は何時間分・何名分か
  • 車両費・経費・報告書が別料金になっていないか
  • 延長が自動でつかないか

業界団体の日本探偵業協会のページでも、極端な低価格を宣伝する業者には注意が必要という考えが書かれています。安さだけで選ぶと、追加の料金で結局高くなることもあります。

参考:古いデータ(2005年ごろの業界アンケート)

このデータは約20年前のものです。いまの料金の目安には、上の「主な探偵社の公式料金」を使ってください。 2005年より新しい、公的機関や業界団体の料金の統計は見つかりませんでした。 日数による費用の増え方や、車両費・成功報酬の扱いの傾向を知る参考として載せています。

参考:古いデータ(2005年ごろの東京都調査業協会のアンケート)。2名1時間の料金は2万〜2.5万円未満が36%、日数別の費用、車両費、成功報酬制を導入していない業者が84%。いまの料金とは異なります

一般社団法人東京都調査業協会が、2005年3月末に会員の業者に行った調査料金のアンケートの結果です(同協会「調査料金のアンケート結果報告」)。同じ結果は、一般社団法人日本探偵業協会のページ「調査料金や費用の平均相場の水準について」でも紹介されています。探偵業法ができる前の調査なので、いまの料金と同じとは限りません。それでも、業界団体が数字で示している資料は多くないので、参考として紹介します。

1時間あたりの料金(調査員2名の場合)

1時間あたりの料金回答の割合
2万〜2.5万円未満36%
1.5万〜2万円未満28%
1万〜1.5万円未満24%

※諸経費は別。同じページでは「調査員1名あたりの時間単価は7,500〜10,000円」とも説明しています。

日数別の費用(1日6時間の場合)

アンケートでは、「調査員2名・車両1台・バイク1台で、1日6時間(18時〜24時)調べ、目的を達成して終了。範囲は都内。諸経費込み(消費税別)」という条件で、日数ごとの費用も聞いています。回答の多かった上位3つは次のとおりです。

日数回答の多かった金額(割合)
3日間40万〜45万円未満(24%)/35万〜40万円未満(20%)/30万〜35万円未満(12%)
5日間60万〜70万円未満(28%)/70万〜80万円未満(20%)/50万〜60万円未満(16%)
10日間120万〜140万円未満(24%)/140万〜160万円未満(20%)/100万〜120万円未満(16%)

車両費の扱い

1日1台あたりの車両費は「無料」が36%、「1万〜1.5万円未満」が24%、「1.5万〜2万円未満」が16%でした。ページでは、時間あたりの料金が高めの業者は車両費を取らず、低めの業者は車両費を取るケースが多い、という傾向も説明されています。時間あたりの単価だけでは比べられないということです。

成功報酬制の導入

同じアンケートでは、浮気調査に成功報酬制を「導入していない(予定なしを含む)」と答えた業者が84%でした。日本探偵業協会のページでは、その理由として、採用するには問題が多いと考えられているという見方も紹介されています。いまは、上の表のように成功報酬のプランを案内している事務所もあります。

契約の前に、書面で確かめること

結論:探偵業者は、契約の前に「料金の概算額と支払時期」「契約の解除」などを書面で説明しなければなりません。説明がない、書面をくれない事務所とは契約しないでください。

契約前の書面チェック表。探偵業法第8条1項で契約前に説明する項目と、第8条2項で契約後に渡す書面の項目。書面をくれない事務所とは契約しない、届出の公安委員会と受理番号を聞く、困ったら188

探偵業法では、依頼者を守るために次のような決まりがあります(探偵業法、警察庁「探偵業について」)。

いつ決まりあなたが確かめること
依頼の前営業所ごとに、都道府県の公安委員会に届出をする(第4条)届出をした公安委員会の名前と、届出書の受理番号
契約の前依頼者から「調査の結果を違法なことに使わない」という書面を受け取る(第7条)あなたが署名する書面の中身
契約の前重要なことを書面で説明する(第8条1項)。商号・住所・代表者、届出した公安委員会、業務の内容、委託するか、料金の概算額と支払時期、契約の解除、資料の処分など見積書と説明の内容が合っているか。解除のときの扱い
契約のあと契約の内容を書面で渡す(第8条2項)。調査の内容・期間・方法、報告の方法と期限、料金の額と支払いの時期・方法、解除の定め など口で聞いた話が、書面に書いてあるか

また、2024年4月からは、届出をした探偵業者は、届出をしたことを示す標識を営業所に掲げ、従業者が6人以上で自社のサイトがあれば、サイトにも載せることになりました(第12条、同法施行規則第6条)。小さな事務所はサイトに載っていなくても違反とは限らないので、営業所の標識や、届出をした公安委員会と届出書の受理番号を聞いて確かめましょう。

標識の見方や、届出・行政処分の確かめ方は、失敗しない探偵の選び方|届出・契約前の書面・見積もりの10チェックで説明しています。

解約のトラブルは少なくない

国民生活センターの「消費者トラブル解決ナビ」のFAQには、「調査開始前に解約したいが、解約料が高額だ」「調査期間中だが自己都合で解約したい。未調査分を返金してほしい」といった探偵の契約の相談が載っています。そこでは、いったん契約すると原則は契約書の内容に従うこと、解約料のうち事業者に生じる平均的な損害を超える部分は無効になる可能性があること、返金額に納得できなければ金額の根拠や計算方法の説明を求めることが案内されています。契約の前に、いつ、いくらで解約できるかを必ず確かめましょう。

困ったときは、ひとりで悩まず、消費者ホットライン「188」で近くの消費生活センターに相談できます。

調査費用は、夫や相手に請求できる?

結論:できる場合もあれば、できない場合もあり、個別の事情で変わります。「あとで取り戻せる」と決めつけて予算を組まないことが大切です。

浮気調査の費用を、慰謝料と一緒に夫や浮気相手に請求できるかどうかは、事情によって判断が分かれます。ここは法律の判断になるので、弁護士に相談してください。費用が心配なときは、法テラス(日本司法支援センター)や、弁護士会の法律相談センターといった公的な窓口があります。

探偵に相談するときは、「払える上限」を先に伝えておくと、その範囲でできる調べ方を一緒に考えてもらいやすくなります。

よくある質問

Q1. 見積もりだけでもお願いできますか?

相談や見積もりを受け付けている事務所は多くあります。見積もりをもらったら、その場で決めずに書面を持ち帰って比べましょう。契約の前には、書面で説明を受けることになっています(探偵業法第8条)。

Q2. 1日だけの調査でもいいですか?

日時がある程度分かっているなら、1日だけ頼むことも考えられます。ただ、その日に何も起こらないこともあるので、「何もなかったときはどうするか」も相談しておきましょう。

Q3. 調査の途中で追加料金を請求されることはありますか?

延長や経費が別になっている契約だと、追加でかかることがあります。延長する前に必ず自分に連絡してもらうこと、経費の精算方法を、契約の前に決めておくと安心です。

Q4. 支払いはいつですか?

前払い、調査のあと、分割など、事務所によって違います。支払いの時期は、契約前の書面に書くことになっている項目です(探偵業法第8条1項7号)。

Q5. 夫に知られずに支払えますか?

家族で共有している口座やカードで払うと、明細から知られることがあります。支払い方法は、自分の口座・自分のカードで払えるか、相談のときに確かめておきましょう。

Q6. 相談した内容が、外にもれることはありませんか?

探偵業法では、探偵業者は仕事で知った人の秘密をもらしてはならず、資料が不正に使われないよう必要な措置をとることになっています(第10条)。それでも心配なときは、相談の記録や資料をどう保管し、調査が終わったらどう処分するか(第8条1項9号の「資料の処分」)を聞いておきましょう。

Q7. 報告書には何が書いてありますか?

事務所によって違います。日時・場所・行動の記録や写真などがどのくらい入るのかは、報告書の見本を見せてもらうのがいちばん確かです。弁護士に相談するための資料にしたいなら、そのことを最初に伝えておきます。

まとめ:見積書は「合計」ではなく「中身」で比べる

浮気調査の費用、ここだけ押さえる5つ。費用=人数×時間+経費、1名の単価から計算すると2名で1時間1万4,000〜1万5,400円ほど(もっと安いプランの社もある)、プランは3種類、見積書は6か所、契約前に書面の説明・困ったら188
  • 費用は「人数 × 時間 + 経費」。時間単価を公開している社の1名の単価から計算すると、2名で1時間1万4,000〜1万5,400円ほど(2026年10月・公式サイト)。これより安いプランを用意している社もある(例:ラビット探偵社「2名・車輌1台で13,200円〜」)。多くの大手はプランや総額で案内
  • 料金プランは時間制・パック・成功報酬。成功報酬は「成功」の意味を書面で確かめる
  • 見積書は人数・時間・経費・延長・報告書・解約の6か所を見る
  • 費用を下げるには、「いつ・何を・どこで」を決めて、調べる時間を短くする
  • 契約の前に書面での説明を受ける。困ったら188

見積もりを取ること自体は、依頼を決めることではありません。中身を見比べて、納得できたときに決めればいいのです。

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  • 執筆:浮気かもノート編集部
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参考資料(2026年10月10日閲覧)

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